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54話 浴衣に着替えて

Author: 鈴奈
last update Petsa ng paglalathala: 2026-06-17 20:00:08

 朝が来た……。

 全然眠れなくって、ぼうっとする……。

 今日が休みでよかった……。

 昨晩のことが、ずっと頭から離れない。というか、唇の感触を、思い出しちゃって……。

 どうしよう……ドキドキが止まらない……。

 リビングから、隗くんと深美くんがお話してる声が聞こえてくる。

 朝ごはんの準備してくれてる、よね……。ああでも、隗くんと顔を合わせるの、気まずいというか、緊張する……。

 昼過ぎまで寝てるふりして閉じこもろうかな。でも、隗くんは今日で最後かもしれなくて……それなのに避けてたら申し訳ないような……。

「ゆう」

「ヒッ!」

 しまった! 扉越しの深美くんの声にびっくりして、つい声を出しちゃった……!

 もう観念するしかない……。

 おずおず出ると、深美くんが、「おはよ」と言いきらないうちに隗くん

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ちゃくちゃくとお祭りに行く準備が進んでいる!
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     朝が来た……。 全然眠れなくって、ぼうっとする……。 今日が休みでよかった……。 昨晩のことが、ずっと頭から離れない。というか、唇の感触を、思い出しちゃって……。 どうしよう……ドキドキが止まらない……。 リビングから、隗くんと深美くんがお話してる声が聞こえてくる。 朝ごはんの準備してくれてる、よね……。ああでも、隗くんと顔を合わせるの、気まずいというか、緊張する……。 昼過ぎまで寝てるふりして閉じこもろうかな。でも、隗くんは今日で最後かもしれなくて……それなのに避けてたら申し訳ないような……。「ゆう」「ヒッ!」 しまった! 扉越しの深美くんの声にびっくりして、つい声を出しちゃった……! もう観念するしかない……。 おずおず出ると、深美くんが、「おはよ」と言いきらないうちに隗くんがずんずん近づいてきて、「おはよう、ゆう! 今夜は最高にドキドキさせるからな」 と、私の寝癖だらけの髪を一束取って口づけた。 ヒイ……! だ、だめだ……隗くんが近くに来ると、すっごくドキドキしちゃうよ……。 それから、隗くんが焼いた大量のパンケーキを食べて、隗くんが昨日注文したという浴衣を並べて見た。 男性の浴衣は隗くんのものだけだった。深美くんのものは、深美くんが自分で注文したので、あとで届くらしい。 私の分がやけに大量にあった。数えてないけど、多分三十着はある。隗くんいわく、「ゆうにふさわしい品質で、着てほしいと思うものをすべて選んだ」らしい。「やっぱり隗は自分の感情優位だね。ゆうの好みや着やすさを考慮できていない。ゆう、いいのがなければ僕が今から注文してあげる」「あぁ⁉」と隗くんが深美くんに掴みかかりそうだったので、

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